『2018仙台わらアート』にお邪魔してみる
どうもスッキリと晴れませんなー。青空が見えたかと思うと、すぐに曇ったりシトったり。。。
そんな地味に嫌な天候の中、以前から気になっていた「2018仙台わらアート」を覗いてきました。

戯れ情報
『2018仙台わらアート』
開催場所:
『せんだい農業園芸センター』
984-0032
宮城県仙台市若林区荒井字切新田13-1
開催期間:
9/15~12/9
東日本大震災では甚大な被害を受けた、仙台市東部に位置する若林区。
このイベントは「震災復興」をテーマとし、若林区内の被災農地から集めたわらを使用して恐竜を制作しているそうです。
今年で何回目なのかはわかりませんが、去年もやっていたようです。知らんかった…。
徘徊時は雨雲レーダーを見ながら天気を予測して動いているのですが、今日は昼前あたりに多めの雨が降る気がします。
よし、ならば「降る前に移動して、雨は現地でやり過ごす作戦」にしましょう。
せんだい農業園芸センター

ちょうど到着したあたりで雨が降り始めました。ギリセーフ。
入り口ゲートでは藁でできたニワトリがお出迎えです。ほほう、これがわらアートですかー。納豆みたいですな。
目の前の広場ではちょうどオープニングイベントが開催されております。近くで見たい気はするのですが、雨はどんどん強くなるばかり。
とりあえずゲートは屋根がかかっているので、ココで見学する事にしましょう。人やら傘やらであまり見えんけど。

どんどん強くなる雨の中、劇団・短距離男道ミサイルさんが「七福神の舞」という題名でとても素晴らしい演目を披露してくれました。いやー、これは本当に素晴らしかった。大好きです、こういうの。ぜひ彼らの他の演目も拝見したい。
雨が強くなりすぎたので六郷すずめっこさんによる「すずめ踊り」は建物内での披露となりました。これも元気いっぱいで良いっ!小さなお子さんもいたので写真撮影は控えました。
わらアート
オープニングラストの餅まきも無事終わり、雨も小降りになってきました。
さてさて、そろそろ園内を徘徊してみますか。

ギャオー。ティラノサウルス(小)です。凄いですな、なるほど、こんな感じで作っているのですか…。
ちなみにティラノサウルスは(大)もありました。

ぶもっふ。トリケラトプスっす。見た目イカついけど草食恐竜っす。
てっきり藁だけを組み合わせて作るのかと思っていたのですが、中には木製のフレームが入っており、それに藁を巻いたりと手間がかかっている様子。作るのにどのくらいの時間がかかっているのでしょう…。
そしてこのあちこちに落ちている、骨のような板っきれは…そうか、化石をイメージしているのか!!芸が細かいですなぁ。

地元六郷小学校の生徒による「かかし」も展示されていました。けっこうな数がありましたが1本1本、じーっくりと拝見させていただきました。
とてもこだわって作ってある作品や、どう考えても手抜きしただろオマエ(笑)ってな感じの作品、なにを表現したかったのか理解に苦しむほどに独創的な作品などがあってとても興味深かったです。
子供の感性ってのは予想の斜め上をいくからたまらんのですよね。
今回、私が独断と偏見で選んだ「ワンダーかかし大賞」はこちら。

ピンボケ写真で申し訳ない。雨がかなり強くなってきて上手く撮れませんでした。
これ、ヤバくないですか。CD?顔と・・胸にCD??どうして手にケース持ってるの?そして楽天ユニフォーム???
もう何が何やら。カオスを通り越して天才的ですらあります。いったい何を食ってどう育てばこのアイデアが出るのか…もしかしたらこのCDにも何かしらのデータが入っていたりするのでしょうか。
会いたい。このカカシを考案した小学生に会いたくて仕方ありません。ぜひ一緒に新たな芸術を作り上げたいものです。
戯れおやつ
今回のわらアート、サブタイトルに「~おいしい!若林~」と入っているだけあって美味しそうな出店も出ていましたよー。
また雨が強くなってきたので、ちょっとメシ休憩にしましょうか。

じゃじゃんっ!!いなり寿司、ツナマヨおにぎり、牛タンメンチカツ、仙台牛ホルモンを買いました。もちろん全部私一人で食べるぶんですよ。
巨人族なうえに基本一日一食なので、多めの餌を与えないと活動できないのです。欲を言えばこの3倍の量は欲しいところ。
屋根がかかっているテーブルもありましたが、もしかしたら家族連れが来るかもしれないので…雨の下で喰べることにしましょう。余計に気を使いすぎるのが私の短所でもあり長所です。
うむ、美味いっ!!そして雨を吸った木製ベンチでケツが冷たいっ!
再びわらアート
腹も膨れたことで、最後にもう一度わらアートを見てから帰る事にします。
この手のアート作品はホントに大好物なので、何時間いても飽きる事はありません。

おお、プテラノドンが磔にされているじゃないですか。ちょっとシュールな絵面ですな。
タチの悪いイジメまたは罰ゲームっぽい雰囲気が漂っています。もしくは生贄。

これ、個人的に一番好きな作品でした。ステゴザウルス。力強い筋肉が表現されていて素晴らしい。まるで生きているようです。
戯れ流。豆知識
『ステゴザウルス』
ステゴザウルスの『ステゴ』とは『Stego(屋根に覆われた)』という意味。決して『捨て子』ではありません。
初めてこの恐竜の化石が発見された時、背中に並び生える骨質の板は『亀の甲羅のように背中に貼り付いて覆っていた』と考えられていたため、そのような名前になりました。
その後、背びれのように付いていたと判明して現在の姿に。
さてさて。十分に堪能しましたし、また雨がひどくなる前にそろそろ移動しましょうか。
あとがき

いやー、いつも強烈な晴れ男っぷりを発揮するために不慣れな雨戯れでしたが、人も少ないおかげでゆったり見学することができました。
デカくて人も多いイベントはちょっと苦手ですが、このくらいの規模だと実に楽しいですなぁ。
ぜひ来年も見させていただいきたいと思っています。オススメですよ、わらアート。