【松島レトロ館】ここは…昭和!?タイムスリップで戯れる!
最初の頃は「ええっ!?平成生まれなの!?」などと思っていた若造達もすでに三十路を越え、時代は令和。『昭和生まれ』はもはや『ジジイ』と同義語となりつつあります。
…ということでこんにちわ、昭和生まれの放浪者です。
「最近の若者は」とか「昔は良かった」とか言っていると懐古厨呼ばわりされますが、だって本当にそう思うんだもの仕方ないじゃない。
ああ、戻れるものならば昭和に戻りたい。友人に電話するにもいちいち「○○と申しますが、○○○君いますか?」とか、あちらの親御さんに言わなければならなかった時代に戻りたい。
そんな「現代の流れに馴染めない、昭和生まれ」にとっては衝撃の情報が。なにやら日本三景・松島に「昭和にタイムスリップできる異空間」があるという話じゃないですか。なんだと!ぜひタイムスリップさせてくれ!「松島レトロ館」へ急げっ!!
松島レトロ館
場所はこちら。松島の「観光エリアど真ん中」ともいえる伊達政宗歴史博物館のすぐそばになります。
すぐ目の前が有料駐車場。道路の向かいも有料駐車場。土日祝日などの混雑時には満車になる事も多いですが、ちょっと離れれば他にも駐車場はたくさんあるのでどうにかなります。

ででんっ。
お土産物屋さんである「陸奥物産」さんの2Fを見ると、それはもう心躍る表示が。
外から直接レトロ館に入るのではなく、いったん1Fのお土産物屋さんへ入り、店内の階段を登る形になります。

登って・・いいのかな?階段からすでにカオスな空気が漂っています。。。
ちょっと不安だったので、お土産売り場の方に「これ、上がっていいんですか?」と聞いてしまいました(笑)
入館料は写真の通りで、開館時間は9:00~17:00。怖ろしいことに年中無休だそうです。
タイムスリップ開始

おじゃまし・・・うおっ・・・昭和だっ。
館長さんに入館料を支払い、館内を撮影して良いか伺ったところ・・・撮影どころか触っても遊んでも良いとの事。なんという懐の広さでしょう。
本当に「楽しんでもらうため」に営業しているんだなぁ・・・。
「踊り子さんに対してのお触りはご遠慮ください」などと注意書きのあるショーパブにも見習っていただきたい。ぜひお触りさせていただきたい。

館内は「レコード」「生活雑貨」「スポーツ」などなど、ジャンルごとに分かれています。これは「学校」。受付のすぐ横に展示されていました。
私は昭和後期生まれですが、幼い頃に使っていた道具などもあります。ブリキの弁当箱は幼稚園の頃に持っていました。
小学校の頃に使っていた息を吹いて使う鍵盤楽器って「鍵盤ハーモニカ」って呼んでましたか?それとも「ピアニカ」?
私は転校前の学校ではピアニカと呼び、小学3年生の頃に転校した先では「鍵盤ハーモニカ」でした。転校先でも最初「ピアニカ」って呼んで、めっちゃバカにされたんですよね…くそう。
なお、いつもはビビッドな色味の写真が多い戯れアウトロー徘徊記ですが、今回はレトロ館という事でフィルム調のノスタルジックな写真でご紹介しています。
レコード・駄菓子
では館内徘徊といきましょう。まずはレコードコーナー。まさに「THE・昭和」といった雰囲気のレコードやポスターが数多く並んでいますなぁ。

うーむ・・・この写真、大丈夫でしょうか…右上のあたり…。某「J」事務所は所属タレントの肖像権にやたらうるさいと聞きますから。
まぁすでに解散していますし、6人のうち4人はもう「J」事務所でもないのでセーフという事にしておきましょう(笑)

こちらは駄菓子コーナー。菓子そのものではなく「駄菓子屋で売っていたおもちゃ系」が多く展示されています。
どこかで見たことのあるような懐かしい物から、用途のわからない謎の玩具まで・・・かなりの数が並んでいます。

1つだけ下に置いてあったので着けてみました。目の幅が合わないので、前が見えません。これ、なんのキャラクターでしょう?
そういえば、お祭りでお面買うとアホみたいに高かったですよねぇ。
こんなペラッペラなのに500円だった記憶があります。今はもっと高いんでしょうなー。というか、お面ってまだ売っているのでしょうか・・・。

さぁさぁ昭和生まれの奥様方、こちらは「女の子の遊び」コーナーですよ。
手前のデンデン太鼓は女の子とは関係ないような気がしますが、着せ替え系の玩具や、かるた。小さな楽器などがあります。
本当はここの次に「体験コーナー」という、昔の玩具やパチンコなどで実際に遊べるコーナーがあるのですが・・・高校生くらいのカップルが館内に響き渡るほど大騒ぎしながらずーっと遊んでいまして・・・。
通路のど真ん中で人が来てもよける事もせず、ギャーギャーうるさく遊び続けていたので…残念ながら撮影せずにスルーしました。
これだから「最近の若い者は」とか言いたくなるのよ、てめぇの家じゃないんだから少しは配慮しようね。
日用品・震災展示

館内の隅のほうに、東日本大震災の写真展示があります。あれからもう8年も経ってしまったのですね・・・。
幸いな事に私自身は大きな被害はありませんでしたが、友人を2人亡くしました。私の周囲にも家族を失った方がいます。
おっと、湿っぽい流れはいけません。アホなノリで笑ってもらうのがこのブログの趣旨です。よーし、生活用品コーナーで戯れるぞっ!!

カチャカチャカチャカチャ・・・
・・・(アメリカ国防総省にハッキング中)・・・
くそうっ!セキュリティが堅すぎて、侵入できないっ!
それ以前にこのタイプライター、キーが8割くらい無くなってて打てないっ!!(笑)
後ろのほうに人力車が見えていますが、これに座って写真撮影しても良いようです。ほんと、なんでもアリなんだなぁココ。

価値のありそうな玩具はしっかり展示ケース内に。うーむ、それにしても数が多い。聞いたところによると館内に全部で約8000点の展示物があるそうです。
全部売ったら、いくらになるのだろう…。
面積はそう広くはありませんが、じっくり遊びながら見て回れば1時間くらいは楽しめますので…時間に余裕を持って訪れる事をおすすめします。
さてさて、最後にお土産を買って帰りましょうか・・。
販売コーナー
館内にはレトログッズを購入できるコーナーもあります。

懐かしの駄菓子から懐かしの駄玩具まで盛りだくさん。
もちろん価格はボッタクリ上乗せされることなく、通常の駄菓子屋価格のままです。福沢諭吉でビンタするような生き方をしている富豪であれば、あっさり全部買占められそうですぞ。
私は貧民ですので、このくらい購入してきました。

男子としては、この「ひっこむナイフ」は絶対にはずせません。あとヒコーキも。指にべっとりつけてペタペタすると煙(という名のホコリ)が出てくるシートや、ポリバルーンも懐かしいです。
これでトータル約300円。昭和はお財布にも優しい時代でした…。
松島レトロ館・あとがき

展示されているモノ的にはおそらく私よりも上、50歳前後の方のほうが「懐かしい~」と感じるかと思います。
もちろん30代40代であっても懐かしい品はたくさんありますし、20代でも楽しめる場所です。
昔見たことのある玩具などを見ていると本当にタイムスリップしたような気分になりますよ。私も子供の頃の記憶が・・・・うぼぇっ・・吐きそう・・・。うう・・・ちょっと訳アリな子供時代を過ごしてきたので、しっかり思い出そうとすると白目をむいて嘔吐しそうです。
子供時代よりも若者時代、若者時代よりもオヤジ時代、少しづつ少しづつ登ってきたので私は今が人生で一番幸せです。
うーん、やっぱり「あの頃に戻りたい」なんてこれっぽっちも思いませんなぁ。タイムスリップはココにいる間だけで十分でした。
あー・・・身体的な部分だけは昔に戻りたいです。引き締まったボディとフサフサの毛髪が懐かしい。それと一晩に数回は軽くイケ…(以下自粛)