コロナ禍の仙台駅前。GW中の土曜夜だというのに…
新型コロナウイルスの蔓延で世の中が大変な事になっております。私も少なからず仕事に影響を受けていますが、もっと厳しい状況に追い込まれている方もおられるかと思います。
いつもニコニコ・バカな放浪で戯言垂れ流しがウリの『戯れアウトロー徘徊記』なのですが…さすがにこのご時世にそりゃ無理というもの。
今回は決して悪ふざけでも冷やかしでもなく、大変な状況になっている「今」を見るため、仙台駅周辺を覗いてきました。
外出自粛が叫ばれている状況ですので非常識と感じる方もいるかもしれませんが、単に「趣味のブログネタ」としてではなく、私の本業としての側面もあります。
- マスク・手袋着用
- 他者と干渉せず、歩行時も距離をあける
- 自分の持ち物以外には一切触れない
- 携帯用アルコールスプレー持参
- 移動はバイク
以上のようにできる限りの配慮をしたうえで、30分程度の行動となります。ご理解下さい。
さらに文章表現が少々ふざけていたり不謹慎だったりしますが…そのへんも「書いている人の頭がちょっとアレ」ということでご容赦下さい。
まるで深夜のようなアーケード街
私もコロナの影響で仕事の外出がなくなり、緊急事態宣言が発令されてからは生活必需品を近所のスーパーに買いに行く程度。仙台駅前なんぞ来たのは1ヶ月ぶりになります。
本日はゴールデンウィーク真っ最中の5月2日、しかも土曜日。
従来であれば多くの人が行き交い、賑やかな様子を見れるはずの中央通りアーケード街なのですが…飛び込んできたのは目を疑うような光景。

なんじゃこりゃァァッ!(松田優作の声で)
これは『マーブルロードおおまち商店街』、決して深夜の写真ではありません。時刻はまだ19時をまわったばかり。
土曜夜、しかもGW中だというのにこの状況!?
見える範囲に人は数人しかいませんし、店も開いていません。ただただ、シーンと静まり返った商店街。
なにかジリジリと、とても嫌な気分がしてきます。
足早に一番町商店街のほうへと向かってみると…

信じられないほどに全く人のいないフォーラス前。
開いている店はほぼ皆無で、セブンイレブンも臨時休業中。
いつもならば多くの人が信号待ちをし、多くのタクシーが停車しているであろう、目の前にある『一番町四丁目商店街』へと向かう交差点は…

ガラッガラ。コチラ側で信号待ちをしているのは私と素敵な生足を晒している女性のみ。
人も車も少ないのを良い事に、信号無視をして渡っていくアホウが一名。いい歳して何をやってるんだねアンタは。
左手に見えている「すき家」には「20時以降はテイクアウトのみ」の張り紙が。
キャッチの声も聞こえませんし、客待ちタクシーも数台しか見当たりません。

国分町はそれなりに人はいるものの…それでも普段の平日以下。
やはりキャッチもお姉さんも怖い人もほぼいません。
営業しているお店も多少あるようですが、『なぜ営業を自粛していないんだ!』という気にはなれませんでした。むしろ逆に立ち寄って、わずかでも売上に貢献させていただきたいほど。
あまりにも状況が酷い。決して安くはない賃料を払ってお店を出している方々の、悲痛な叫びが聞こえてきそうな光景です。

『酔っぱらい天国』にも酔っ払いの姿は無し。
若い女性の腰に手を回し、上機嫌で「濃厚接触」している男性が実に羨ましい。違った、悲しい。
さてさて。長時間の行動は控えるため、私もそろそろ戻ろうかと思います。予想以上に衝撃的な光景でした…。
コロナ禍の仙台駅前・あとがき
正直なところ、「外出自粛とは言われているけれど、なんだかんだでけっこう人がいるのだろう」と思っていたのですが、まさかここまで人が少ないとは。
これは市民の皆様が政府の「外出自粛要請」を遵守している証でもあり、好ましい事ではあるのですが…この状況が最低でもゴールデンウィーク明けまで。場合によっては5月いっぱい。下手すりゃそれ以降も続くわけです。
今回の光景を見た時、思わず口からこぼれたのは「このままでは街が死んでしまう…」という言葉でした。
今は耐える時。
まさにそのとおりです。不要不急の外出は避け、力を合わせて一日も早く賑やかな仙台を取り戻しましょう。
しかし「ただ耐えているだけ」では本当に死んでしまう。
大事なのは「外出しないこと」ではなく、「しっかりと対策をして外出し、外出先でも適切な行動をすること」だと私は思っていますが、それがまた難しいんですよね…。「外出していいよ」となれば、それはもうモラルもクソもない人間まで溢れてくるわけですから。
私も今は皆様のご健康と幸せを祈りつつ、しっかりと配慮したうえで自分にできることを頑張るのみです。
一日も早く、笑い声や怒鳴り声が響く、クソみたいで愛すべき仙台が戻ってきますように…。