ハスの中をお船でゆったり…『 伊豆沼・内沼はすまつり』
冬には飛来する白鳥を見に来る方も多い、登米市と栗原市にまたがる「伊豆沼」
四季を通じて渡り鳥が豊富で、渡り鳥の越冬地としては日本最大級の大きさを誇り、国の天然記念物としても指定されています。
今回はその伊豆沼で戯れ徘徊。目的は白鳥ではなく、蓮(はす)です。花にはあまり興味はありませんしレンコンも嫌いなのですが…とりあえず行ってみましょうっ。
伊豆沼・内沼はすまつり
伊豆沼・内沼はラムサール条約(湿地保存に関する国際条約)にも登録されており、387ヘクタールの面積をもつ低地湖沼。東京ドーム83個分だそうです。
この「東京ドーム○○個ぶん」っていう表現はよく聞きますが…東京ドームに行ったこともなければ見たこともない。挙句の果てに野球にすら一切興味のない私にとってはまるで意味がわかりません…。
メディアなどでも「新宿駅から東京駅くらいの距離」とか「山手線がどうのこうの」とか…なにかにつけて関東基準で説明されてもさっぱりわからんよ!たまには「八木山動物園○○個ぶん」とか「長町駅からモールくらいの距離」とかで例えて欲しいものですな。
なお1ヘクタールをメートルで換算すると10000平方メートルになるので・・・この伊豆沼・内沼はなんと387万平方メートル!!これはこれでさっぱり想像がつきませんが、とりあえずヤバいくらい広いという事はわかりました。

そんなバカな話をしている間に到着でーす。もう、一面はす、はす、はす。気持ち悪いくらいにびっしりと蓮が生えております。
この時期は『伊豆沼・内沼はすまつり』として、沼の中を遊覧船で巡りながら間近で見る事も可能になっています。
戯れ情報
『伊豆沼・内沼はすまつり』
場所:
東北自動車道・築館ICより車で10分
開催期間:
7/20~8/31
(開花状況によって変動)
遊覧船営業時間:
8:00~16:00
(天候等により変動)
遊覧船料金:
大人700円・子供400円
(船に乗らずに見るぶんにはタダ)
栗原市観光ポータルサイト
→『ぎゅぎゅっとくりはら』
ところが今回到着したのは16時すぎ。もう営業時間は終わってしまっています。
とりあえず遠くから眺めることに・・・・あれ?出航した。最終便?・・・いや、多くの人が乗り場に集まっていますし…よし、とりあえず行ってみましょう!
乗り場に行ってみると船の前で「はいはい、乗りたいっていう人がいる間は乗せるよー」とオジサンが呼び込んでいます。ずいぶん適当だなぁ(笑)
しかしこれはチャンス。せっかく来たのだから乗せていただきましょうっ。

乗船、そして出港!おおー、視点が低く、沼の周囲から見る景色とは違った雰囲気で見ることができます。
船を操縦しているオジサンもいろいろとウンチクを垂れ流してくれます。それなりにためになる話ですし、しかめっ面でむすーっとされても居心地悪いので良いのですが…それにしてもちょっと喋りすぎ(笑)
オジサンのウンチクによると、蓮は朝に咲き日が昇るとしぼんでくるそうな。…ですので、もっと早い時間に来ないと美しい満開は見られないとのこと。
しかしどうにもオジサンの隣に座ったのが失敗だったらしく…お客さん全員に語るウンチクの合間、ずーっと私個人に向かって「ダメだよー、こんな時間に来ちゃー」「もっと早く来なきゃならないのさー」としつこくダメ出ししてきます…。最初のうちは「そうですね」と合わせていたものの、乗船から下船まで何度も何度も同じ事を言ってくるオジサンで…
うるせぇ!!偉そうにネチネチとしつこいわっ!!
…と、伊豆沼に突き落としてやりたくなりました(笑)
お客さんに対する態度はもうちょっと考えて欲しいものですな…。

オジサンはアレですが景色は素敵。残念ながらたしかに満開とは言えないものの、十分に美しい景色には満足です。
ちなみにこの沼はラムサール条約で保護されているので、切花はもちろん、蓮根なども一切採取してはいけないそうです(ネチネチオジサンのウンチクより)

こんな感じでつぼみが多くなっています。しかしそれでもけっこうな数が咲いていましたし、草花に興味のない私でも本当に美しいと思いました。
沼の近くにはサンクチュアリセンターという施設があり、伊豆沼にすむ様々な生き物の解説なども読めましたよ。展望コーナーから望遠鏡で蓮や鳥を観察する事もできます。ここもとても面白い施設でした。
伊豆沼・内沼はすまつり/あとがき

今日はイロイロと濃い1日で、体力的にも精神的にも疲れましたわー。歳だなぁ。
暑い毎日が続いています。皆様も熱中症などにはくれぐれも注意し、楽しい行楽を・・・。