知る人ぞ知る福島県の『へたれガンダム』、以前から気になってはいたのですがようやく拝見することができました。なおGoogleマップで「へたれガンダム」を検索すると『ココ!』と場所がでますが、実際にはそこにはありません(笑)(2021年11月現在)

…というわけで福島県のへたれガンダム。詳しい場所についても紹介しつつ、その雄姿に迫ってみようではありませんか。

アムロ、イキまーす!

へたれガンダムの詳しい場所

へたれガンダムはその筋のマニアには有名らしく、ブログ等でもよく記事にされております。

しかし検索上位に出てくるのは『他人の写真を転用したアクセス狙い』の輩ばかり。場所に関しても『へたれガンダムの場所は 福島県福島市平石駒ケ池にあります』だの『Googleマップでも検索できますよ』だの・・・。

おまえら実際行ってねぇクセに
知った風な事言うな!!

という状況ですな。

ええ、たしかに住所は『福島県福島市平石駒ケ池』になりますよ。かなりざっくりとした地域ですけど。

それに『Googleマップで検索できます』などと言われていますが、実際に検索すると…

指定されるのはココ。『平石神社 参拝口』となりました。

で、それを鵜呑みにして行ってみると・・・・

平石神社

なんとも風情のある神社にたどり着くだけ(笑)

ええ、完全に騙されました。どこ見てもガンダムなんてありゃしない。なんかヘタレてる人型があるなと思ったらご近所のお爺ちゃんだったり。

ちと調べてみると同じく騙された方がいるようです。ご愁傷様です。

Googleマップを参照にするなりナビを使ったりするならば、目指すべきはその北西(地図左上)、『平石集会所』

そこに到着すればへたれガンダムはすぐ目の前ですぞ。

へたれガンダム

…というわけで、一度はエセブログとGoogleマップに騙されて平石神社に来てしまった私。

実際に現地を訪れた方はおそらく車だのバイクだの文明の利器に頼って来たのでしょうから、ちょっと間違ったくらいじゃ屁でもないのでしょうが・・・

わたしゃ福島駅から2時間かけて徒歩ですぞ

しかもトレッキングやトレイルの方々のように『歩くための服』『歩くための靴』『歩くための装備』ではなく、普段着に撮影機材フル装備、靴なんて硬いブーツですぞ。ちょっとの間違いが大事な体力を奪うわ奪うわ。まったく、これから二本松まで歩く予定だというのに…。

などと呪いの言葉を吐きながら探すこと15分。・・・ありました!絶対あれだ!!アレに違いない!!

へたれガンダムの場所

いやぁやっと出会えたな、へたれガンダムよ。

さぁ存分にわしを楽しませるが良い、笑わせるが良い。

パシャパシャと撮影しながら近づきましょう。平日だからなのかそれとも終日この調子なのか、幸い周囲には誰もいません。ガンダム独り占めです。

注!:
ここから先、ガンダムを知らん人には意味不明な文章が少々混じります。

へたれガンダム

ずきゅうーーーん(例の効果音)
「コイツ・・・動くぞ!(動かないけど)」

どうですか。しっかりと盾やガンダムハンマーまで装備し、手にはビームライフル(のようなもの)、さらに左のラックには「…はい?」と思うような武器の数々(後述)。足元には謎のオーブまで。

長い年月で錆びたものを有志の方々で再塗装したらしく、色プラ感のある美しい三色(+白)に仕上がっています。

その虚ろな眼は天を睨み、ダルくなってきたかのような脚で少々肩を落とす。実に素晴らしいフォルムじゃないですか。

がはははは!こりゃまさにへたれ・・・ん?あれれ、なぜか笑えない。

ここを訪れた方が書いているように、私も思いっきりテンション上がって笑えるかと思ったのですが、まったく笑いがこみ上げてきません。

とりあえず素敵なモデルさんを撮影するかのように、彼の周りをぐるぐる回りながら飛んだり這いつくばったりして撮ってみましょうか。

天を見つめるへたれガンダム

天を見つめるへたれガンダム。

頭部はかなりこだわったようで、細かい部分まで作りこんであります。

へたれガンダムの胴体

なぜか下腹部には小銭(首元にも)が。地蔵じゃねぇんだから…。

手に持っている武器は謎感あふれる形状ですが、これは元々持っていたビームライフルが何者かに盗まれてしまい、それに心を痛めたファンが再現して寄贈したもの。

しかしこの事件をニュースやSNS等で知った各地の方々から・・・

へたれガンダムの武器

続々と武器が届き、この有様。

なんでも一時期SNSのバズり目当てで武器を提供する人が相次いらだしく、現地自治体の方の頭を悩ませたとのこと。とはいえ無下に処分するわけにもいかず、わざわざ武器ラックまでこしらえたそうな。

どう考えてもガンダムじゃねぇだろコレという武器まであり、ちょっとどうかと思いますなぁ。武器ならなんでもいいってもんじゃねぇだろうに…。

へたれガンダム足元の石

足元には謎のオーブ(石)。イイ!!コレは素晴らしい!

細かい部分(腰パーツの歪み)まで忠実に描写しているじゃないですか。

どなたが置いていったのでしょう、こういうのは愛を感じますな。

へたれガンダム大地に立つ!!

まさに気分は『(へたれ)ガンダム大地に立つ!!』
(テレビアニメ『機動戦士ガンダム』第一話タイトル)

大きさは私よりも大きく、2メートル以上あるんですよコレ。

しかし見れば見るほど、どんどん笑えなくなってきますな。それどころか泣くのを抑えるので必死。

泣く!?このガンダムを見て泣く!?

へたれじゃないガンダム

私、ダメなんですよ。

絵にせよ写真にせよ手作りの作品にせよ、その人が本気で魂を削って生み出したことが伝わる作品は泣いてしまうのですよ。

田舎のお婆ちゃんが趣味で作ったハンドメイドの人形とかで号泣する人ですよ。

このへたれガンダムも、見れば見るほど作り手の熱意が伝わってくる。

関節も、脚も、背中も、細かい部分まで。

もっとカッコ良くしよう、もっと素晴らしいものにしよう、と命を削って作り上げた想いが痛いほど伝わってくる。

おそらくこれを製作した方は『バカっぽく作って笑わせよう』なんて思っていなかったのではないかと。本気でこの約2メートル強の鉄の塊に情熱を注ぎ、手間と時間をかけ、試行錯誤しながら生み出す。

それを「がははは!へたれだ!!」なんて笑えやしませんよ。

とはいえこの立像の前で号泣なんかしていたら、そりゃもうド変態極まりないので我慢しましたけど(笑)

製作者はすでに他界しているとの事ですが、ぜひ一度お会いしてみたかったですな。

ありがとう、へたれガンダム。

おまえカッコいいよ。全然へたれなんかじゃねぇよ。

福島へたれガンダム:あとがき

へたれガンダムセピア

・・・というわけで、私にゃ『笑える珍百景』どころか『泣かせる作品』だったへたれガンダム。

まぁ私が変人なだけですので、普通の方は思いっきり笑って一緒に記念撮影でもするのが良いですな。ただしマナーは守りましょう。

なんでも登ろうとしたり頭を引っこ抜こうとする者がいるせいで、警察の巡回を強化したり監視カメラまで設置したとのこと。どうしてそういうアホは次々と出てくるんでしょうねぇ…。

そんな輩は片っ端からマチルダさんにハイヒールで踏んでもらえばいいのに。いやむしろ喜んだりして。

お住まいによっては福島県は遠いかもしれませんが、ちょっと移動すれば周囲には素敵な観光名所もありますので、ぜひ一度訪れてみてはいかがかと。

もし「わかる!!感動して泣けた!!」という方がいればご連絡下さい。ぜひアート話に花を咲かせながら一緒に飲み明かしましょう。

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