犬好き猫好きならば知っておいて損はない、山形県東置賜郡高畠町の『犬の宮・猫の宮』へ戯れ突撃。駐車場や行き方の注意点なども含めてのご紹介ですぞ。

その名の通り『犬』と『猫』を供養する社なのですが、現在犬猫を元気に飼育中の方も「ほえー、こんな場所があるのかー」と知っておけば、いつか役に立つかもしれませんぞ。

…なんとなく縁起でもないですけど。

まほろばの里たかはた

高畠駅

ほい到着しました高畠町。

仕事でもプライベートでも何度も訪れているのですが、相変わらずかっちょええ駅ですなぁ。旧高畠駅のほうも風情があって良いですけど。

私はいつもの如くここから徒歩で向かいますが、1時間程度とはいえ普通の方は歩きませんな。おそらく車だと思いますので、地図をぺろんと貼りましょう。

どうです、駅からでも全然歩ける距離でしょう?たったの5~6kmですよ。え?歩かないって?うーむ。

しかし現代文明のぬるま湯に漬かりきったあなたも安心、犬の宮・猫の宮には車を停めるスペースがありますので、気にせず車で行くが良い。

…と、現地を紹介する前に。

この地図で大きな道(黄色く塗られている道)から犬の宮・猫の宮へと曲がる場所には目立つ看板があるのですが、その先の案内はかなり微妙。

特に・・・

ココ右折

ココ。

景色の良い田園をしばし走り、住宅地に近付いてからの横道。

普通に走っているとついまっすぐ行きたくなる道ですが、犬の宮・猫の宮に行くにはココを右折する必要があります(案内表示等は無し)。

むかーし来た時は小さな看板があったような気もするのですが、とりあえず2021年9月の時点ではそういったものは見当たりませんでした。くれぐれもご注意を。

注)直進しても少し先を右折でたどり着くことは可能。

犬の宮・猫の宮 駐車場

犬の宮・猫の宮 駐車場

さきほどの分かれ道を右折してちょろっと進めば念願の『犬の宮・猫の宮』へご到着。宮自体は目立ちませんが、看板があるのですぐわかるかと。

写真奥付近にトイレが設置されており、その前が駐車場となっているようです。この道路わきのスペースも車を停めることができるようですが、犬の宮・猫の宮の専用駐車場というわけではない気がします・・・。停めている方はよく見かけますけど。

さてさて、皆さま供養の用意は良いですか。まずはすぐ目の前にある『犬の宮』から行ってみましょうか。

犬の宮

犬の宮 登り口

そういえば冒頭で聞こうと思ってすっかり忘れていました。

皆様、犬派?猫派?

もちろん飼っているという方もいるでしょうし、飼ってはいないが好き…という方もいることでしょう。…で、どっち?

ちなみにわたしゃ猫派です。もう圧倒的に猫派。というか犬はむしろ嫌いです。

しかし犬好きな方って、「犬は嫌い」とかいうと「え~、怖くないよ~、大丈夫噛まないよ~」とか言ってくるんですよね。

誰が「怖い」と言った!
純粋に「嫌い」と言っとるんじゃ!!

…と荒ぶりたくなるわけですが、『犬の宮』の記事を書いておきながら、犬好きにケンカを売るような事を書くのはめちゃくそ危険な気がしてきたので、このくらいで。

あ、柴犬と秋田犬だけは別ですよ。あいつらは好き。嫌いなのは小さくて毛がモサモ(以下自粛)

犬の宮

さぁ犬派の皆様、こちらが石段を上った先の犬の宮ですよー。

愛犬の写真が多数貼られており、思い出の遊び道具などを置いて行っている方もいらっしゃるようです。

ちなみにこの『犬の宮』、由来記が登り口付近に掲示されております。それがこちら。

犬の宮由来記

読むの面倒臭い人のためにざっくりと書くと・・・

ざっくり!!
『犬の宮 由来記』

むかーしむかし、高安村は都の役人に人年貢を出させられて困っていました。

ある時道に迷った旅の座頭が村に宿泊。話を聞いた座頭は村人に策を授けて去りました。

村人はさっそく役人を招き、犬2匹をけしかけてみればあらびっくり、役人は化け狸だったのでした。しかし戦って傷ついた2匹の犬もまもなく亡くなってしまいました。

村人達は座頭の「2匹の犬を村の鎮守とせよ」というお告げに従がい、いろいろと良い事だらけで村も栄えるようになったとさ。めでたしめでたし。

(あれ?座頭は「策を授けて村を去った」はずでは・・・)

といったお話。

ツッコミどころはありますが、まぁこの手の由来はファンタジーですから。最後に書いてある『高安犬物語』というのは佐賀県出身の小説家、戸川幸夫氏の短辺小説。

さてさて、宮のほうに話を戻して。

この手の社には狛犬が付き物ですが、大半は犬と言っておきながらルックスは『獅子』 しかしココ犬の宮はその名の通り『犬』

犬の宮の狛犬

完全に犬ですな。ワン。

狛犬は1匹が口を開き、1匹が口を閉じている(阿吽)のがセオリーですが、ココの犬は2匹とも口を閉じておりました。

猫の宮

さぁさぁ、全国4千万の猫派の皆様!次はお待ちかねの『猫の宮』ですぞ!!見てくださいよ、このテンションの変わりようを。

わたしゃ地球上でもっとも魅力を感じ、愛してやまないのは『女性の尻』、そしてその次が『猫』ですから。病的なまでの尻フェチ&猫フェチです。変態と動物愛護の禁断のコラボレーションです。

位置はちょっと奥まったところにあり、『道路から犬の宮を見て、右手方向(犬の宮の階段を下りてきたなら左)』です。

犬の宮 登り口

しかし悲しいかな、なんとなーく『犬の宮』に比べて『猫の宮』は

あとから取って付けた感

が漂っていると言いますか・・・。

ちょっと急ぎみな石段を登っていくと・・・

猫の宮

犬の宮よりちっちゃいよう・・・。

そして期待していた狛猫もいないよう・・・。

なんですかこの格差は。100歩譲って小さいのは許すとして、犬の宮に犬顔の狛犬を置くならばこっちは絶対に狛猫でしょう。先に犬の宮を見てきた猫派の方は「犬の宮の狛犬は犬だったから、こっちは猫!?」などとめっちゃ期待して登ってきたはずですよ。

ええいわかった出すよ!!寄付を募ってお金を出すから、頼むからココに狛猫を設置してくれ!!

そしてこちらにも由来記はしっかりあります。しかしこれがまた犬の宮を遥かに上回るツッコミだらけでして・・・。

猫の宮 由来記

もうめちゃくちゃですよ、コレ。

これまた読むのが面倒臭い人用に、私の心の声付きでざっくりと要約すると・・・

ざっくり!心の声付き
『猫の宮 由来記』

昔この村に信心深い夫婦がおりました。しかし二人には子供がなかったため『丈夫な猫が授かりますように』と祈っていました。
(なぜ猫!?「子供が授かりますように」じゃないんかい!)

ある夜、夢枕に立った観音から「猫をやるから大事に育てろよ、イイ事あるから」とお告げがあり、猫を授かりました。名は『玉』にしました。

しかし玉はやがて何処に行くにも離れず、まるで何かを狙うような怖い顔をするように。その異常さに思い余った主人は隠し持った刃で玉を切り捨てました。
(おいおい!いきなり切り捨て!?)

ところが猫の首は天井裏に隠れていた大蛇に噛みついて退治。この大蛇は昔、犬に退治された古狸の怨念の姿だったのです。
(ここで無理矢理の『犬の宮から物語は続いていた』展開)

村人たちは玉ねんごろに葬り、『猫の宮』を立てたとさ。そしたらアレとかコレとかが上手くいくようになったとさ。…めでたし?

冒頭の『子供が授からないから猫が授かるようにと祈る夫婦』からしてもう頭がどうかしているのに、いきなり切り捨てご免の展開から、こじつけたように犬の宮由来記と歴史を繋げようとする流れ。

えー・・・高畠町の全住民を敵に回す覚悟で申し上げますが、これはあまりにもヒドすぎます。よく偉い人がこれでOK出しましたなー。

あ、『清松院縁起聞伝書』とか書いてありますし、そういう事ですか・・・。
(清松院はこの近くにあるお寺)

犬の宮・猫の宮 あとがき

旧高畠駅

いやぁ参った参った。

全国の犬好き&猫好きにアピールすればもっと人気が出るかと思ったのですが、蓋を開けてみれば『犬好きと高畠町民にケンカを売るような記事』になってしまいました。あれれ。

いえいえ、本当にそんなつもりはないんですぞ。

ただ嘘偽りが嫌いな性格なもので、嫌いだったら「嫌い」としか言えず、変だと思ったら「変だ」としか言えない。お尻が好きだったら「好きだ」としか言えず、触りたかったら「触らせて」とは・・・言えませんなぁ。

…というわけで、最後の写真は『旧高畠駅』

こちらも徒歩でまわってきたのですが、残念ながら目の前の道路が工事中。素敵な姿を撮影することはできませんでした。…しょぼん。

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