『秋の味覚』マスタケ&ナラタケを狩る!マイタケは…見つからず!
猛暑も終わり、連チャンの台風も落ち着き、やっと行楽に最適な秋がやってまいりました。
秋といえば?そう、食欲の秋。食欲の秋と言えば?そう、寿司です。私は寿司が大好きです。
しかし残念ながら今回は海ではなく山。恒例のキノコ狩りツーリングの記事になります。某山中にて『ナラタケ』と『マスタケ』を採ってきましたよー。
キノコの妖精と行く、キノコツーリング

キノコと言えばこの人。キノコの妖精サトシ氏。
彼はオリジナルブランド『motsuke』のデザイナーとして活躍しており、バイクウェアなどでお世話になっています。基本的に孤独主義の私にとっては珍しく『バイク仲間』として一緒に遊ぶ友人でもあります。
目指すは仙台市内某所。諸事情により場所は伏せさせて下さい。
もう1人バイク仲間を加えて合計3人でプチツーリング気分を味わいつつ山を目指しますぞー。

どっどど どっどど。どどうどどどう。
キノコ採りの服装そのままでバイクに乗っているので、先頭を行くサトシ氏は長靴でハーレーを運転。なんでしょう、一周回ってオシャレにすら見えてきます。
到着。山入り。

到着したら袋を用意し…さっそく山中へ。本来であれば朝早くから入山したほうが良いのですが、今回は午後からの突入になります。まだ緑が美しいですなぁ。
私はキノコの見分けなんてさっぱりわかりませんし見つける目も持っていませんので…カメラを持ってぷらぷらついていくだけ。
もはや気分的には『キノコ採り名人に密着取材!』といったノリ。完全に遊びですけど。
わたしゃ普段から仕事でバカみたいに歩いていますし、山の中も慣れているのでスタミナ的にも問題無し。キノコは前を行く二人に任せて、のんびりハイキング気分ですよ。ヤッホー。

山を登る事…約1時間。
なにやらキノコ妖精のセンサーに何かが反応した様子。わしわしと斜面を下って行ったその先には…

おおおっ。ありましたっ!でっかいマスタケ!!
周囲にもちょいちょい同じものが生えています。うーむ・・・どう見ても素人目には「食えるキノコ」には見えません・・・。
戯れキノコ情報・マスタケ
サルノコシカケ科に属するキノコで、大きいものになると直径30cm・重量5kgにも及ぶモンスターキノコ。
完全に育ちきったものは食べる事ができないので、採る際はできるだけ若いものを。大きく育ってしまったものは周囲の薄い部分だけを切り落として食べるそうな。
「食用キノコ」ではあるものの毒成分をもっており、しっかり火を通さないで食べると嘔吐などの中毒症状を引き起こす。外国では『毒キノコ』に分類されるケースが多く、日本国内でも『毒キノコ扱い』されていることが。
食べる時は小さめに切って天ぷらなどに。鶏肉のような食感と旨味を楽しむ事ができます。
これがまた重いのなんのって…。
欲張って何個も大きい状態のまま収穫したので、周囲の木の根元に隠して下山時に回収する事にしました。まぁ持ってく人なんていないでしょうけど…。

この大きさ。人の顔の倍以上あります。
マスタケという名前の由来は、紅マスやサクラマスのような色味をしているためらしいです。いまいち同意しかねますが、そういう理由ならばそう呼ぶしかありません。
さらに登る事1時間…

しっかりマスタケを隠した後、再び山登りに。私は写真を撮るため前へ行ったり後ろに回ったり…普通に登るよりも疲れますな…。
しかも遊んでばかりでは後からキノコを分けてもらえなくなるので、時々斜面を移動してキノコ探ししてるフリもしなければなりません。ひぃぃ、忙しい…。
ここに女性メンバーの一人でもいれば、ひたすら後ろから尻を眺めたり流れる汗を撮影したり、再び後ろに回って尻を眺めたりと…疲労どころか時間すら忘れる行程になるのでしょうが、残念ながらどう見てもオジサン2人。尻なんて見たくもありませんし、流れる汗はただただムサ苦しいだけです。
・・・と、ここで再びキノコ妖精のセンサーに反応が。これは…

ナラタケ発見!!
素人の私でもポンポン見つかるくらい、あっちにもこっちにも生えています。
基本的に切り株や朽木に生えるキノコらしいのですが、地質の関係なのか地面から大量に生えています。

もちろん周囲の切り株にもモサモサと。まずはみんなで記念撮影。
さっきのマスタケと違い、コレは素人目でも美味しそうに見えますな。
戯れキノコ情報・ナラタケ
タマバリタケ科のキノコで、地域によって「オリミキ」「ナラモタセ」「アマダレ」など様々な名称で呼ばれる人気キノコ。
炒めて食べるも良し、味噌汁や醤油知るにするも良し、クセも少なく万人ウケする味が魅力。
ただし生食したりアホみたいに大量に食べると中毒症状を起こす場合があるので注意。何事もほどほどが肝心。
周囲一帯、あっちもこっちもナラタケ、ナラタケ、時々毒キノコがありつつ…再びナラタケ。大漁っぷりにキノコ妖精もテンションアップ、夢中で取り放題モードを発動しているので、その隙にちょっと離れて撮影する事に。
この時、ちょうどトレッキング中の若いカップルが通りかかったので挨拶したところ、『何を撮ってるんですか?』と話しかけていただきました。
とりあえず「今日はキノコ採りのおじさん二人に密着撮影ですー」と答えておきました。これがまた気さくで親しみやすい男性と可愛らしい女性でして。うーん若いってイイなぁ。

『キノコを見せびらかす妖精とドン引くカップル』
・・・が、私の横を通り過ぎた彼らは、不幸にも少し先で採取中のキノコ妖精に遭遇。
興奮しハイテンションでキノコを見せびらかす妖精に、離れた位置からもわかるくらい女の子のほうが引いています。ボカシをかけてもわかるドン引きっぷりがまた微笑ましい(笑)
下山
マイタケが見つかれば最高だったのですが、マスタケ・ナラタケが大量に採れたという事で本日はここで下山。途中隠しておいたマスタケも無事でした。
下りて広い場所へ移動して…さぁさぁ山分けターイムッ!

三人で分けるには十分すぎるくらいの量が採れました。
バイクでほんの20~30分の距離で簡単に秋の味覚採取ができるなんて…これだから地方に住むのはやめられませんな。多少不便な事もありますが、それもまた楽し。
『わざわざ採らなくても買えばいいじゃん』と首都圏の方は思うかもしれませんが、そのへんは実際にキノコ採りや山菜採りの楽しさにハマった人間でないとわからない部分でもありますので…。
あとがき
本当であればここから『調理→完成→実食!』とご紹介したかったのですが、残念な事にと言うか相変わらずと言うか…夢中で調理して撮らずに食べてしまいましたっ!(笑)
いつもそうなんですよ。食べ物屋に行っても撮る事を忘れて食べ始めてしまい、半分食べたあたりでカメラの存在を思い出すという…。

この山盛り感。枝やらゴミやらにまみれていますが、キノコ好きならばヨダレの出る光景でしょう。
次回はナメコを狙いに行くそうですので、うまく都合があえば同行させていただき、また記事にしたいと思います。
しかし『めっちゃ熊が出没している奥地』に入るそうですので…
やはりアレを買いましょうか…いや、動物にも危険が及ぶ道具ですし、人間の勝手な都合で使うというのも…
↓アレ