ついに東北上陸『メスキータ展』福島県いわき市立美術館に急げっ!

メスキータ、ご存知ですか?騙し絵で有名なエッシャーの師でもあり、19世紀末から20世紀前半にかけてオランダで活躍した画家・版画家・デザイナーのサミュエル・イェスルン・デ・メスキータ。

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、私はとあるきっかけから非常に気になっていた芸術家なのです。去年『メスキータ日本初の回顧展』の情報を目にした時からぜひこの目で見たいと思っていたものの、都合が合わなかったり遠かったりコロナの影響で展示中止になってみたり…。

ところが今回、ちょうど仕事で福島県浜沿い地方に滞在する予定と重なって『いわき市立美術館でメスキータ展が開催される』ときたではありませんか。こりゃもう行くしかないでしょう、仕事を1日サボってメスキータを堪能するのだっ!

メスキータとは?

メスキータ自画像
メスキータ自画像・木版画

まずはメスキータとはなんぞや?という方のため、ざっくり説明を。

メスキータってどんな人?

正式にはサミュエル・イェスルン・デ・メスキータという長いお名前のメスキータ。

19世紀末から20世紀前半にかけてオランダで活動した芸術家ですが、ユダヤ人という事で1944年ドイツ軍の手によりアウシュヴィッツ強制収容所へと移送され、数日後にガス室送りとなっています。

かの有名なマウリッツ・エッシャーの師でもあり、メスキータ死後はエッシャーが命がけで作品を守り、戦後彼の作品の顕彰に努めたそうな。

エッチングやリトグラフ、水彩画なども手掛けているメスキータですが、有名なのは木版画。

私も正直なところ彼の木版画以外の作品はまぁそれなりなわけで、今回も『木版画だけ』が目当ての鑑賞でしたが・・・まぁまだメスキータを知って2~3年しか経っていないにわかファンですので(汗)

ちなみに弟子のエッシャーはこんな感じの…

騙し絵

「ん?・・・んんっ!?」となるような騙し絵で有名な芸術家です。諸事情により本人の作品はお見せできませんので、興味のある方はググって下さい。

いわき市美術館

メスキータ展

…というわけで『いわき市立美術館』に到着。壁面にはドドーンと企画展の掲示。かっちょええっ。

美術館に近づくにつれてあちこちにメスキータ展のポスターや案内があって気分は向上、そして美術館入り口にはこのインパクトある設営。あまりにテンション上がりすぎて美術館の外観を撮るのを忘れてしまいました。特にアレとかコレの無いごく普通の美術館です。

いわき市立美術館

所在地:
〒970-8026
福島県いわき市平字堂根町4-4
TEL 0246-25-1111

開館時間:
9:30~17:00
(7、8月の金曜は20:00まで)

休館日:
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
12/28~1/4

観覧料:
『常設展』
一般220円・高~大150円・小~中70円
『企画展』
開催内容によって変動

いわき市立美術館公式サイト

メスキータ展:
一般800円・高~大400円・小~中200円
出品点数236点
写真撮影可(フラッシュ・三脚の使用不可)

いわき市立美術館・メスキータ展公式サイト

美術館入り口の受け付けはいたってクールな対応でしたが、メスキータ展入り口で説明してくれた女性は可愛らしい方でほっこり。うむ、幸先の良い滑り出しです。

メスキータ展

メスキータ展会場

おおう…たまらん…。

さすがに今回は美術館観覧なので『こんなバカな戯れ方で楽しみました』的な記事を書くことはできませんが、幸いにも『写真撮影可(フラッシュ・三脚は不可)』ですので、日本国内でメスキータのファンを増やすため作品を何点かご紹介したいと思います。

・・・あ。そういえば受け付けでブログ公開の可否を確認してくるのを忘れました。もし万が一『撮影は良いと言ったが、ネットで公開して良いとは言ってないぞ、この変態野郎!』という場合は速やかに対処致しますのでご連絡下さい。できれば怖いオジサンからではなく、入り口受付にいた女性からの連絡だと助かります。なんなら謝罪代わりにお食事でも。

余談ですがこの『撮影可』『撮影可だが個人利用に限る』などの線引きって悩むところですよね…。SNSやブログは個人利用の範疇なのか、ブログに広告が掲載されていれば商用とみなされるのか…。

その施設によって規制や解釈が違うので明記されていない場合は訪ねるようにしているのですが、人によっては非常に面倒くさそうに対応してくるんですよね…(特にオッサン)。

ヤープ

…と、話の途中で不意にどどんっ!!

メスキータ展の案内ポスターなどがコレなので「ほほう、このファンキーな野郎がメスキータか」と誤解してしまいそうですが、これは彼の息子のヤープさんがモデル。

ちょっとズルい釣りですな。

メスキータ作品

メスキータの木版画は明暗の使い方と構図がたまらんのです。

小細工せず、直球で切り取った情景を大胆な色分けで表現。白と黒の二色しか存在していないのに、まるで色があるかのよう。

モノクロ写真の表現で悩んでいた時に偶然彼の作品に出会い『ここここ、これだっ!!』となったのがメスキータファンになるきっかけだったのですが、やはりナマで見るとモニタ越しの画像とは感じる熱が違いますなぁ。

非常に参考になります。

メスキータの裸婦画

なにげにメスキータは裸婦を題材にした作品も多し。

ホント申し訳ない、裸婦画に関しては昔っから何がどう良いのか私にゃわからんのです。

大好きなメスキータの木版画でも、やはり裸婦のものは心動かされませんでした。女性の裸は人よりも好きなほうなのに、なぜだ…。

メスキータの水彩画

メスキータは雑誌の表紙や挿絵なども手掛けていたので、そちら系の作品も多数。

私は木版画目当てだったのでこちらは見学気分でゆるーく鑑賞させていただきました。

ところが今回、最も心を動かされた作品は意外にも木版画じゃなかったんですよね…。とある水彩画だったのですが、近くで見ても、離れて見ても、ちょっと近づいて見ても、そのスゴさにため息しか出てこない。もう完全に「参りました」の気分で、その絵の前で座りションベンしそうになるほどヤラれました。

いつものごとく、最も感動した作品は複製したくないので撮影しておりません。タイトルは『頬杖をつくヤープ』ですので、展覧会に行った方は現地でご覧下さい。

メスキータ展・あとがき

…というわけで、戯れ徘徊記なのに笑いが一個もない記事となってしまいました。

だって仕方ないじゃない、芸術なんだもの。みつを。

絵画展で物販と言えば図録(作品を収録したパンフレット的な高い本)が定番ですが、メスキータ展では嬉しいことにそれ以外のグッズも多数販売。こういったアイテムが好きな私にはたまらんですよ。

これと、これと、あとこれもくださーいっ!

メスキータ展のお土産

買ってきました。

クリアファイルマニアなのでクリアファイルは定番。左下の小さいのがステッカー、その上の丸いのがマスキングテープ。

そして左上のやや大きい四角形の布はコースター…ではなく、なんとクリーニングクロスですよっ!

あらやだ、カメラやレンズをメスキータ(の息子ヤープ)でメンテナンスできるなんて、オシャレにもほどがあるじゃないのよ。

もちろんクリーニングクロスは「使う用」と「コレクション用」で二枚購入(1枚550円)。ちょっと素材が荒いのでレンズ面は控えますが、ボディや鏡胴を拭き拭きするのに活用させていただきます。

さてさてこの『いわき市立美術館』での『メスキータ展』。2020年10月25日まで開催していますので、興味のある方&見ていない方はぜひぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。私も完全プライベートでもう一度行く予定です。

最後の最後にエッシャーの絵も5枚展示されていますよ。(エッシャー作品は撮影不可)

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