『大崎バルーンフェスティバル・2019』体験試乗も楽しもう!
今回は日本気球連盟公認の熱気球全国大会でもある『大崎バルーンフェスティバル』(2019)に出没、しっかり係留気球の体験試乗もしてきましたよー。
大崎バルーンフェスティバル

大崎バルーンフェスティバル
(情報は2019年・第34回のもの)
開催期間 | 2019年11月22~24日 |
開催場所 | 大崎市岩出山江合川 あったか河川公園 |
開催時間 | 6:30~15:00 (24日は6:30~12:00) |
アクセス | JR岩出山駅より徒歩10分 東北自動車道:古川ICより車で15分 |
問い合わせ | 大崎市バルーンフェスティバル実行委員会 0229-72-1215 |
河川公園には駐車場がありませんので、自家用車でお越しの方は『大崎市・岩出山総合支所』の駐車場が利用できます。(電話番号:0229-72-1211)
競技に参加する気球を全て見送った後、係留された気球に体験搭乗も可能(1日先着200名・AM6:00から会場で配布する整理券が必要になります)
夜明け前に現地へ…
初日は6:10に開会式があり、6:30から競技フライト開始。
しかし『係留気球・体験試乗』の整理券配布が6:00からですので…ちょっと早めに現地入り。

まだ真っ暗のうちに会場に到着。
土日は非常に混むため、配布開始が6:00だからといって6:00に到着したのでは整理券ゲットは困難。しかし今日は金曜なので人も少ないだろう…と、5:30到着で会場入りしました。

無事に整理券ゲーット。63番でした。
やはり平日という事もあり、配布前に並んでいたのは100名にも満たない程度。どうやら整理券が余っているようで少し遅れて来場しても貰えていました。
ただし気球への搭乗は4名づつで番号順。気球は天候に影響を受けやすいため、途中で試乗中止となる事もあります。できるだけ早めの番号を貰っておきたいところです。
話によると、ツワモノは3:00くらいから並ぶらしいですよ…。
極寒の中、待つこと1時間…
整理券を受け取ったら、あとは競技開始を待つのみ。しっかし、これがまたクソ寒いのなんのって。
寒さへっちゃらの私もさすがにちと寒い。…人肌が…人肌が恋しい。できれば優しくてふくよかな女性がいい…。

そんなこんなで時刻は6:30。競技フライト開始時刻です。…といっても6:30にぷわーっと舞い上がる気球が見れるわけではなく、芝生はこの状態。
これから車に積んできたゴンドラを引っ張り出し、気球を引っ張り出し、それから飛んでいくので…気球らしい姿を見れるのは7:00くらいになります。あ、会場内に仮設トイレも設置されていますよ。
気球にはいくつか競技の種類があり、今回はその中の『うさぎ狩り/Hare and Hound』という競技と『ジャッジデクレアドゴール(JDG)』という競技を同時に行うとのこと。ええ、私は気球競技に関してはズブの素人なので何のことやら全くわかりません(会場内で配られるパンフレットにルール説明が載っています)。
『うさぎ狩り/Hare and Hound』
・1機(うさぎ)が先に離陸し、その後に残りの気球がうさぎを追いかけます。
『ジャッジデクレアドゴール』
・競技委員会がゴール地点を発表し、そこを目指します。
…ものすごくざっくり説明するとこんな感じです。本当はマーカー(砂袋)がどうとか、ポイントがどうとか、細かいルールもしっかりあります。

こちらが今回一番に飛び立っていったうさぎ役の気球。
クラブ名『名取バルーンチーム風船小僧』、気球名は『いろは』です。このように各クラブそれぞれにクラブ名と気球名があり、そちらもパンフレットに一覧として掲載されています。
次々と登っていく気球に…
1機目が飛び立ってから約10分後、残りの気球が行動開始。準備ができた気球からどんどん空へと登っていきます。

このあたりの光景はまさに圧巻。
すぐ目の前から上昇し、こちらの頭上を手を振りながら飛び去っていく気球の姿は胸が熱くなりました。あらやだ、なんか泣きそう。

どんどん飛び立ち、あっちゅー間に全て見えなくなる…と思ったら、そのへんをプカプカと微妙な高さのまま漂っている気球もいます。
舵や推進力は一切もたず、できる事は『上昇』と『下降』のみ。風を読んで進むというのはとても難しいのでしょう。たぶん。
最初の気球が飛び立ってから約30分ほどで全ての気球が飛び去っていきました。またねー、気球。
係留気球に体験試乗
さてさて、競技気球が全ていなくなったら…朝早くから並んでゲットした『係留気球・体験試乗整理券』の出番です。

乗るのはコレ。
どのくらいまで上がるのかが気になると思いますので、前の組が乗っている写真にしました。だいたいあのくらいの高さまで上昇し、すぐに地上まで下ります。空中に滞在できるのは…1~2分ほどでしょうか。

説明によると一度に乗るのは『200kgが目安・4人程度』とのこと。しかし重量というよりも人数で区切って乗せているようです。
できるだけ家族やグループで同乗できるように配慮してくれるようですが、やむを得ず分かれて乗る場合もあるそうな。私はお一人様なので、大人3人+子供2人の御家族に同乗させていただきました。せっかくの家族団欒にこんな異物を混ぜちゃってゴメンね。
…でもぜったいに300kg超えてるよね、このメンツ。だって私1人で約100kgですよ?

おほー、高い。最も上昇した位置から真下を見下ろすとこんな感じ。
高さの感じ方は人によってものすごく違うので参考にならないと思いますが、私は怖いと思うほどではありませんでした。

そして相変わらずの晴れ男っぷりを発揮でき、今日は絶好の晴天。日差しが出てからは少し暖かいくらいです。
いやー、高いと見晴らしも良いですなぁ。天上界は美しいっ。
このまましばらく停止していて欲しい気分ですが、そこはなにせ200人も乗せなくてはなりませんから。てっぺんまで登ったらすぐに下降です。ああ…また汚い俗世に逆戻りか…。
オマケ・小型飛行機地上滑走
競技気球を見送り、体験試乗も終えてしまっても…まだちょっと遊べるところがありますよ。
小型飛行機の体験搭乗です。

こちらは整理券などはなく、並んだ人から順次乗せていただけるようです。
対象年齢は『小学4年生以上』となっていますのでご注意を。そして残念ながら空は飛ばず、この状態でブイブイと走り回ってもらうだけです。
私は身長がアレですし、迷惑をかけそうなので乗りませんでした。
大崎バルーンフェスティバル・あとがき

こんな事を言ってしまったら気球関係者の方々にお叱りを受けそうなのですが…
正直なところ今回の『大崎バルーンフェスティバル』にはさほど期待をしていなかったんです。「気球~?エンジン付いてない乗り物は魅力を感じないなぁ…」てな具合で。
ところがどっこい。何を言ってるんだこのバカ野郎ですよ。
巨大な風船が少しづつ起き上がり、少し浮いたかと思うと…どんどん上昇しながらゆっくり進んでいく。その姿はとても力強く、眩しく、生命力に満ち溢れていました。
飛び去る気球に向かって『来年も絶対来るよ!』と思わず誓ってしまうほどに。
いやいやホント、ぜひ皆様にも間近でご覧になっていただきたい。
そして体験試乗で一人ぼっちの私と同乗するハメになり「うわ、なんかデカいオッサン混ぜられた…」と怪訝な顔で見ていただきたい。罵っていただきたい。ハイヒールで踏んでいただきたい。