『仙台七夕2019』を他県から来た気分で味わってみよう!
全国的に有名なイベントでもある『仙台七夕』
地元民に訪ねてみると「渋滞がひどくなるから嫌」「歩くのに邪魔」「あまり面白そうじゃないし、行ったこともない」などなど…意外と冷めた意見が多いわけですが…。
私も長いこと仙台に住んでおきながら、マトモに七夕飾りを見た事なんて1~2回しかありません。しかも「仙台七夕を見るぞ!」という意識もなく、たまたま通りかかっただけという。
正直なところ今でも「何が面白いのかわからん。というか迷惑ですらある」という意識なのですが、やはり人生で一回くらいは本気で見学しても罰は当たらないだろう、という事で…
私は仙台人ではない!他県から観光に来た人間だっ!
…と自分を思い込ませ、巡ってみました『仙台七夕』です。
なお、今回はお役立ち情報とかそういう系ではありません。純粋に「ほえー、これが七夕かー」という日記のような記事になります。
仙台駅

やってきました仙台!
えーと、今回は「仙台人ではない」という意識で見学するのですから、しっかり設定を固めておきましょう。
よし。私は山形から来た、写真が趣味のバツイチ子持ちの男です。今日は子供は実家に預けて、一人で仙台七夕を楽しみにきた!・・・という設定にします(あくまでも設定です。リアルではありませんので変な憶測はやめて下さい)
でっかいなぁ、仙台駅。
さっそく手元の「七夕マップ」を見ながら、七夕飾りを眺めていきましょうか。今日(七夕初日)は蒸し暑くて気持ち良い天気ですなー。
仙台七夕飾り

おお、おお。垂れ下がりまくってますよ、七夕飾りが。著作権的に危険な七夕飾りも多々あるので、写真選定に気を使います。
しかし…歩きづらいっ!
いきなり止まってみたり、大人数で固まって喋っていたり、とにかく無法地帯。七夕飾りで視界も悪いので、前に進むのが困難です。。。
幸い私は背がデカいので、こういった場はかなり歩きやすいのですが・・・それでも周囲に揉まれて身動きがとりづらいです。

けっこう細かいトコまで作りこんでるもんです。
どの飾りも企業名やら店舗名が堂々と掲げられていますが、そのへんは大人の事情という事で。
ぶっちゃけ言ってしまえばどれも似たり寄ったり・・・といった感じがしないでもないですが、中にはものすごく手の込んでいそうな飾りもありますよ。
そして写真を撮りながら中央通りを進む事30分。中央アーケードと一番町アーケードが交わるT字路に、ひときわ目立つ飾りがありました。
藤崎本館が角にあるところですが、ここって光のページェントの時も派手な飾りが鎮座しますよね。

インパクト抜群のどでかい千羽鶴!いや、おそらく千羽以上います。
仙台各地の小中学校名を書いた札がぶら下がっているので、生徒たちが力を合わせて作った…という事でしょうか。
ココはやはり人気撮影スポットらしく、ものすごく人が集まっています。
みんなの狙いはやはり『真下』のようで、こぞって千羽鶴の下に集まってスマホを掲げていますよ。よーし、私も突撃してみましょう。

おおおおっ、こりゃスゴいっ。
老いも若きもカメラを上に向けて見上げ撮りしまくり。誰もが視線は上ですので、今なら隣で夢中になって撮影している奥さんの胸元やスカートの中を隠し撮りしてもバレなさそうです。
撮るか・・・いや、それは犯罪だし・・・ん?なんかちょっと臭い・・・。
いやいや、ちょっとじゃないぞ。このあたり、めちゃくちゃ臭いです。ちょっと奥さん、お子さん漏らしちゃってるんじゃない?というかあまりに千羽鶴が美しすぎて、奥さんが大のほうを漏らしちゃった?

む・・・無理だっ、離脱しますっ!!
あまりにもクサいっ!!
大量に人が集まっているせいで、みんなの体臭が積もり積もっているのでしょうか…。いや、体臭というよりウ〇コの臭いですし…ココの足元のマンホールが汚水だったりするんでしょうか…。
とにかく写真はかなりの枚数撮れましたし、早々に真下から離脱しました。ぷはー。
まさか「千羽鶴」の事を書いている最中に「ウン〇の臭い」の話に発展するとは。…仙台恐るべし。
2日目以降でココに行った方、くさかったかどうかぜひ教えていただきたいです。
勾当台公園
臭いとオサラバして、一番町通りを市役所方面へ。
こちらも多数の七夕飾りが垂れ下がっています。まぁ見た目はさほど変わらないので写真は省略で(笑)
そのまま端まで歩き、勾当台公園の市民広場に到着です。出店もたくさん並んでいますし、ステージではなにやらイベントも行われています。おお、蒸し牡蠣食いてぇっ!

それにしても一時期ゴミの問題で話題になった「チーズハットグ」のお店の多い事多い事。チーズ大好きなクセにまだ一度も食べた事ないんですが、どうなんですかアレ。美味しいの?
普通の人であればここで「クソ暑いし、ビール飲みてぇー!」とか思うのでしょうが、私はぜんぜん酒を飲みたいと思わない人なので、こういったイベント時は誘惑にならずに助かります。
いや、飲めば飲めるんですよ。若い頃はアホみたいに飲んでたし。なんというか…酒は20歳で卒業したんです(笑)
…と、イベントステージではちょうど「阿波踊り」が始まるようですし、ちょっと見ていきましょう。

あらあら美しいお嬢さん方が楽しそうに踊ってくれるじゃあーりませんか。
私は阿波踊りというものを本気で見たのは初めてなのですが、とても素敵なんですねぇ。
いつか本場でも見てみたいものです。徳島…遠いなぁ。

男性陣の動きも素晴らしい。いいなぁ、踊り。
私は来世はカラスに生まれ変わりたいのですが、もしまた人間に生まれてしまったらダンサーになりたいという願いがあります。身体を動かす事で何かを表現するって、良いですよねぇ。
さてさて。阿波踊りをしっかり最後まで堪能させていただいたので、道路を渡って反対側の公園のほうも覗いてみましょうか。
む・・あの黒い物体は・・・まさかっ!

く・・・熊本のアイツだっ!!なんでお前がここにっ!?
手に水をつけてまき散らしたり、それをお姉さんに怒られたり…暑いだろうに元気にはっちゃけています。
しかしいつ見ても目が死んでるよね、クマモン。

クマモンがどこか行ってしまったので、再び市民広場のほうへ戻ると『奥州・仙臺おもてなし集団/伊達武将隊』の方々が演目を披露していました。
かっちょええなぁ、正宗。めっちゃめちゃ暑そうだけど…。
このあたりからちょっと雲行きが怪しくなったので、屋根のかかっている場所に移動。
案の定、まもなく夕立が…。

メインのアーケード通りだけではなく、小さな路地や横丁などにも七夕飾りは出ています。
人も少ないですし、こういった場所を巡るのも楽しそうですよ。

雨は短時間で止み、時刻は19時。だいぶ薄暗くなってきました。
夜の七夕飾りというのもこれまた風情があって良いですなー。ネオンに照らされた七夕飾りが幻想的で、昼間よりも美しく見えるくらいです。
残念ながら今日はもう戻らなければならないので、明日にでもナイトツーリングがてら夜の七夕飾りでも堪能してみましょうか…。
仙台七夕祭り・あとがき

いやー、意外と楽しいじゃないですか、仙台七夕。
地元だと思うから、うっとおしいだけで魅力に気づきませんが…他県から観光に来たつもりで見学してみるとなかなか見ごたえのあるイベントです。
アレですかね、いつも一緒にいる奥さんの魅力には気づきづらいものですが、他人の奥さんは非常に魅力的に見える…といった感じでしょうか。
いや、いつも一緒にいる奥さんだけど、たまには「他人の奥さん」のつもりで接してみると、変に興奮する…といったところでしょうか。
なにはともあれ、8時間ほど仙台駅前をぐるぐる巡って非常に楽しい徘徊となりました。
もし地元の方で私と同じように「仙台七夕なんて行かねぇよー」という方がいましたら、ぜひ『他県から来た人間の設定』で楽しんでみてください。
仙台の意外な魅力に気づいたりしますよ。
注)ステージ演者の方(とクマモン)に関しては修正無しで掲載しておりますが、不都合がありましたらコメントまたは問い合わせから連絡下さい。速やかに対応致します。