誰が読んでいるのかわからない『戯れアウトロー徘徊記』、バイク旅、徒歩の旅、電車旅、いろいろな手段で徘徊していますが…そういえばまだ使った事のない手段がありました。そう、お船です(飛行機は乗らない主義)

船と名がつくもので乗ったことがあるのは遊覧船と手漕ぎボート、それに足漕ぎの白鳥ボートくらい。大きな客船での移動は全く経験がありません。ならば乗ってみるしかないでしょう。今回は太平洋フェリーで名古屋に向かってみますよー。

太平洋フェリー

太平洋フェリー模型

これは仙台フェリー乗り場に展示してあった模型。ケツのところが壊れていて「東日本大震災時に破損した部分です」と説明書きがありました。「そうか…こんなに大きなフェリーも津波で被害を受けたのか…」とか思っていたら、この模型そのものが地震の時に壊れた、という事らしいです(笑)

太平洋フェリー豆知識

苫小牧~仙台~名古屋を、いしかり・きそ・きたかみ、の3隻で運行。仙台~名古屋は隔日、仙台~苫小牧は毎日運行。

運賃はABCの三期間で違い、早期予約割引やインターネット割引、往復割引など多数の割引制度を利用することで大きく変動。食事の有無も含め、利用時にはよく検討して予約しましょう。

船旅を扱う雑誌やクチコミなどでも他フェリー会社と比べて評価は高く、トップクラスの満足度を誇ってるそうです。

最も旧式で他船より運賃も割安になっていた「きたかみ」は2019年1月に新造船「ニューきたかみ」と交代。「スペーストラベル」をコンセプトにデザインされた未来的な内装で、新たに「エコノミーシングル」という等級室が導入されるそうです。

太平洋フェリー公式サイト

長いっ。この無駄に長い説明のせいで3割くらいの人がサイト離脱してしまいそうです。この「戯れアウトロー徘徊記」を読んでくれている奇特なお客様はクソマジメな情報なんて期待していないはず。「早くふざけた記事を書け」って感じですよね・・・まぁまぁ、落ち着いて。徐々にエンジンかけていきます。たぶん。

仙台から乗船

仙台発のフェリー乗り場はココ。仙石線・中野栄駅からはタクシーで10分ほど。

仙台~名古屋間は60分前までに乗船手続きを終えなければなりません(車で乗船の場合は90分前まで)。インターネット予約の場合は事前に乗船名簿登録もする事ができるので、ここでは特に何も記入することなく受付が完了できます。

私はだいぶ早く到着したのですが、2Fの待合室に上がってみると・・おお、すでにパラパラと他のお客さんがいるじゃないですか。

うーむ、やはり年配の方ばかりですなぁ。残念ながらピチピチとかムチムチとかは全く見当たりません。うーむ、どうやら今回は修験者のような無欲の旅になりそうです。帰ってくるまでに悟りとか開いてしまったらどうしましょう。

出航50分前になるとアナウンスがあり、フェリーへ乗船できるようになります。さぁ乗るぞっ。

太平洋フェリー

でかいっ。今回私が乗る船は「きそ」でした。

戯れマメ知識
フェリーの大きさ


全長は約200mでジャンボジェット機の約3倍の長さ。
元気なウサイン・ボルトならば約20秒で端から端まで移動できるくらいの長さです。

収容旅客数は「きそ」で768名。自動車は113台収容可能。
元気なウサイン・ボルトならば768人乗る事ができます。

ご年配に揉まれながら進み、無事に乗船できました。

おお、中は意外とゴージャス。なんというか、昭和の香りがプンプンするゴージャス感ですが、昔はこれでもハイカラな雰囲気だったんでしょうなぁ。

フェリー内部

…と思ったら「きそ」の就航は2005年でした。全然昭和ではなく平成のど真ん中じゃないですか。なんですかこのレトロ感は・・。

罠その1・バイキング

船内にはレストランがあり、朝も昼も夜もバイキング形式での食事を楽しむ事ができます。(料金は朝&昼が大人1000円、夜が1500円)

よし、さっそくですが腹も減っているしランチを食べてみましょう。受付で支払いを済ませてプレートを持って・・・いざ、メシ狩りだっ!!

さぁさぁ、バイキングですし何を食おうか迷うなぁ・・ん?・・あれれ?・・迷わない。というか…

迷うもクソも、そもそも選択肢がない

食事用のプレートには大スペース1と小スペース5があるのですが、目の前に並んでいるオカズは・・・全部で5種類。

つまり5ヵ所の小スペースにそれぞれオカズを入れ、大スペースにメシを置いたら終わりです。

太平洋フェリー昼食

同じ食べ物で複数エリア使用したり、大スペースに大量にオカズを入れない限り、誰が取ってもこの状態になります(メシが白メシかチャーハンかの二択のみ)。並んでいたのは写真に写っているもので全てです。これでは「バイキング」というよりも「食事の盛り付けはセルフ」という事になってる気が。。。

とはいえ好きな物を好きなだけ食べて良いわけですし、そういう意味ではお得。お味のほうも予想以上に美味い。よくある安バイキングのような「冷凍食品でチーン感」は少ないです。モリモリいただきました。

罠その2・履物

部屋には備え付けのサンダルがあり、船内は全域このサンダルで移動して良いようです。私も楽そうなので履き替えました。

ところがこのサンダルが罠でした・・・

実は食事の後、急にひどく船酔いしてしまったんです。もう具合が悪いったらありゃしない。おかげでメシの写真を最後にカメラもほったらかし。肝心の部屋の写真すらありません。

手すりにつかまってひぃひぃ言いながら歩くのがやっとで、船内を楽しむ余裕もなく…ずっと横になったりデッキに出てみたり。このままではフェリーの記事は「乗るまで~昼メシ」で終了になってしまいます。

そんな状態が3~4時間続いていたのですが、ちょっと自分の靴に履き替えたところ・・・あれれ、なんか調子良くなってきたぞ!

そこからは徐々に体調が復活し、普通に船内を楽しめるように。サンダルかっ!このサンダルが原因だったのか!?

どうやらぐねぐね揺れる船を、履きなれないモノで移動するのがダメだったようです。意外な盲点でした。敏感な方は決してサンダルに手(足)を出さないようご注意下さい…。

姉妹船すれ違い

仙台~名古屋の航路は、福島沖で姉妹船のすれ違いを楽しむことができます。

姉妹船すれ違い

かなり近い距離をスライドしてくれるのであちらの乗客の姿も見えます。互いに手を振り合ったりしています。

ちょっとカメラの望遠であちらのデッキを眺めてみましたが、向こうもご年配ばかり・・・いやっ!数人の若くて素敵な女性のグループが乗っているじゃないですか!なんだよそれ、きたねぇよ!!こっちはまるで老人ホー不適切な表現なので削除されましただってのに!

その他盛りだくさん

風呂・おみやげ売り場・ディナーショー・その他船内施設、などなど・・・もっとご紹介したい事はたくさんあるのですが、それぞれで1記事書けそうなくらいの充実っぷり。アホみたいに長くなってしまいますので、無理矢理まとめて一覧です。

船内施設・おまとめ情報

おみやげ売り場:
太平洋フェリーオリジナルグッズから、仙台・名古屋・北海道のちょっとした名物まで販売。常時営業されているわけではないので、開店・閉店時間をチェックして利用しましょう。

展望大浴場:
乗船~入港30分前までいつでも利用可能。時間帯がうまく合えば風呂に入りながら朝日や夕日を眺める事もできます。

ディナーショー:
20:00からラウンジで開催。入場は無料。様々なジャンルのアーティストが出演し、夜のひとときを楽しませてくれます。

シアタールーム:
ディナーショーの時間帯以外はラウンジで映画を上映。こちらも入場は無料。

カラオケルーム:
1室1時間1000円でカラオケも。23時まで利用可能。

あとがき

もう本当に書ききれません。楽しもうと思えばいくらでも存分に満喫できるので、時間をもてあますことはありませんでした。

個人的にとても気に入ったのはデッキ。かなり風は強いですが水平線をずーっと眺めていても飽きず、許されるならばデッキに寝泊りしたいくらいでしたぞ。

名古屋港の夕景

こちらはデッキから見た名古屋港付近での夕焼け。

仙台~名古屋は約22時間。ほぼ丸一日船で過ごす事になります。たまにはこんな旅も良いですね。

この「フェリーに乗る」を目的とし、名古屋はオマケ・・といった感じの楽しみ方も良いと思います。

ランチとモーニングはバイキングという名のセルフ盛り付け食

船に弱い方は備え付けサンダルは厳禁」

この2つの罠にご注意し、ぜひ皆様も船旅をお楽しみ下さい。

ではでは・・・「出張戯れアウトロー徘徊記・名古屋編」でお会いしましょう。

いつの時代も格差社会なのね…【名古屋 南極観測船ふじ】

いつもお気楽・軽いノリの放浪がウリの「戯れアウトロー徘徊記」ですが、今回は少々遠出。太平洋フェリーを利用して名古屋まで来ております。しかも仕事無しの完全プライ…

・・と言いつつ、1記事しか書けませんでした。

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