恥を捨てて戯れよう!【松島トリックアート特別展】
CGやらプロジェクトマッピングやら3D映像やら…ずいぶんハイテクな催しが多くなってきた現代社会。それらに比べりゃアナログで昭和的な「トリックアート」ですが、これがバカにできない面白さだったりするのです。
直接肉眼で見て、触れて、カメラで撮影すれば帰宅してからも楽しめる。最新の技術とは一風異なった温かみのある娯楽じゃないですか。うむ、実に魅力的。
ということで・・松島にある「みちのく伊達政宗歴史館」の敷地内で開催されている「トリックアート特別展」に突撃ですぞ。
日本三景松島
松尾芭蕉の「松島や ああ松島や 松島や」という、おまえ本当にそれで良いのか?と思ってしまうような俳句でおなじみ、日本三景にも数えられている観光地です。
コレ、なんでもイケるじゃないですか。
「仙台や ああ仙台や 仙台や」とすれば仙台の素晴らしさを表現できますし、「コスタリカ ああコスタリカ コスタリカ」とすれば、グローバルな環境にも対応できます。地名だけに留まらず、「高橋や ああ高橋や 高橋や」と詠えば高橋さんを讃えまくる句のできあがり。
そんな松島に、みちのく伊達正宗歴史館という歴史資料館があります。
戯れ情報
みちのく伊達政宗歴史館
所在地:
宮城県宮城郡松島町松島字普賢堂13-13
入館料:
大人・1000円 / 小人・500円
様々な歴史資料と展示、リアルで怖い人形も多数。お土産売り場や食事処もあります。さらには甲冑着付け体験や兜をかぶって記念撮影なども可能(要問合せ)
その敷地内にあるカフェの2階がトリックアート特別展となっていました。さぁさぁ、さっそく突撃してみますよー。
トリックアート特別展
料金は大人500円・小人300円。大人1200円で「みちのく伊達正宗歴史館」との共通券もありますので、両方楽しみたい方はそちらがお得。
カフェに入ったら横の階段に直行し、踊り場のお姉さんに支払って登りましょう。

ぎゃー、サメだー(棒読み)
入って1発目、サメがいました。紹介パンフレットなどに乗っている写真を意識して、思い切ってべったべたなポージングの写真を撮ってみました。うむむ・・・こんな情けない写真を全世界に公開するなんて恥ずかしすぎる・・・。
パンフレットに写っているモデルさん、こんな写真をあちこちに配られてよく恥ずかしくないですなぁ…さすがはプロ。わたしゃこの1枚を晒すだけで軽く死にたくなりましたよ。
よし、今日はカミさんも連れてきているので撮影してみましょう。おまえも恥ずかしい世界に引き込んでやるっ!

おいおいおいおいっ!!
え、ちょ、なにしてんの?何その「普通に絵画の前で記念撮影」的なノリは。
顔は隠しているので見えませんが、実に良いおすまし顔で写っています。この写真ではここがトリックアート展だと誰も気づかない事でしょう。いったいこの人はここを何処だと思っているのでしょう。
ええいっ!トリックアートの楽しみ方を教えてくれるわっ!

「よっ・・ほっ・・・おっとっと・・」
コレは床に描かれたドラム缶。そこに乗っているかのように撮影できます。
しかしトリックアートって『その場で楽しむ』よりも『撮影して後から楽しむ』のほうがメインだったりするんですよね。
その点、こちらのトリックアート展でも撮影用のカメラ台が何箇所か設置されており、三脚を持って来なくてもOK。ただしスマホ撮影の場合はそのままでは難しいので、携帯用の三脚か何かが必要かと。
今回は珍しくカミさん同伴なので撮影は楽でしたが、ここに一人で来て一人で撮影して帰る人っているんでしょうか…。

「ほーらエサだよー」
おお、やっとカミさんもトリックアートがどういう物なのか飲み込めてきたようです。
手に持っている魚も、その影も、どちらも壁に描かれているものです。
2019年1月追記
ここでちょっと追記を挿入。2019年1月末日、再び松島トリックアートを訪れてみました。
この時の受付のお姉さんは写真を撮ってくれたり話をしてくれたり、とても良い人。ほっこりと楽しむ事ができました。
ちょっと伺ったところによると「松島トリックアート」は本来1年間だけの限定だったそうです。
それが1年延長、さらに1年延長と続き・・・3年続いているとの事。展示されているアートは全てレンタルで、4月の更新時に一部新しいものと入れ替えているそうです。2019年4月以降も継続するかはまだ未定だそうですが、もし継続となれば新たなトリックアートを見る事ができそうです。
ではでは・・最初にこの記事を書いた2016年時点では無かったトリックアートの写真もちょっとご紹介。

「THE・トリックート」といった感じの絵。飛び出す恐竜です。これは前回来た時にもあったような・・・なかったような・・・。
角や足の影も、絵として描かれているので立体感抜群。うーむ、ちょっと照明の反射が惜しいです…。
館内は全体的に照明の位置が難しく、上手くやらないとこのように照明の反射が映りこんでしまいますのでご注意下さい。私はかなり手を抜きました(笑)
対応してくれた優しくて素敵なお姉さん曰く『一眼やミラーレスなどで高価なレンズを使用するよりも、ちょっと性能の劣るスマホなどのほうがトリックアートは上手に撮れる』だそうですよ。なるほど、勉強になりました。

うわっ!捕まった!!
本気で小細工するため、右手は服の中に入れて中からぐいーっと押し出して「ひっかけられてる感」を出してみました。
これ以外にも何枚か新たに撮影してきたのですが、他は全てダメでした・・・。
やはりコンデジでポン撮りのほうが「トリックアートらしく」撮れるようです。4月以降にもう一度訪れてみる予定ですので、その時は別カメラを使って撮影してみようと思います。
ーここまでで追記は終了ー
あとがき
こちらのトリックアート展、決して広い規模とは言えませんが、気軽に見て回るには十分楽しめました。
平日なので他にお客さんもいなかったため、思う存分写真撮影もできて良かったです。
これ、まわりに多く人がいて、撮影の順番待ちとかしてたら・・・恥ずかしくてポーズとか撮れませんなぁ。

帰りに食事処で、大好物の海の幸をいただきます。うまっ。ではまた来週!