松島の国宝『瑞巌寺』で戯れ…られないので大人しく拝観
松島に数ある歴史的建造物の中でも、一際立派な『瑞巌寺』、なにせ国宝ですから。しかし他県から観光に来たならまだしも、近くに住んでいると意外に見たことがなかったり…。
前回記事『松島・島巡り観光船』でも書きましたが、「まぁいつでも来れるし」の距離にある観光名所ってスルーしがちなんですよね…。私はここ瑞巌寺も一度も入った事がありません。
しかし遊覧船同様、「他県から来たつもりで松島を楽しんでみよう!」のノリで拝観してみようじゃありませんか、いざいけ国宝!瑞巌寺で戯れますぞっ。
国宝・瑞巌寺

場所はココ。松島を観光した事のある方ならば、中には入らなくとも入り口くらいは見たことがあるかと。
戯れ情報
『瑞巌寺』
所在地:
宮城県宮城郡松島町松島字町内91番地
TEL:
022-354-2023
開門時間:
8:00~(令和4月1日から8:30~に変更)
閉門は季節によって変動(15:30-17:00)
拝観料:
大人~高校生700円・小学&中学生400円
駐車場:
近隣の有料駐車場を利用
公式サイト
→『国宝瑞巌寺』
ものすごく失礼な事を言ってしまいますが…
私はこの『拝観料700円』ってのを「高っ!そんなに取るの!?」とずーっと思っていまして、それがこれまで中に入ったことがない大きな理由です。お隣の『円通院』は何度か入っているんですけどね…(円通院の拝観料は大人300円)

あれ?ない…。拝観券を購入する券売機の写真を撮ったはずなのですが、入り口の写真しか残っていませんでした…。
この右側に切れている小さな屋根の下に、食券を買うような機械が置いてあります(罰当たり発言その2)
さぁさぁ700円も払ったのだから、存分に見せていただこうじゃないですか。右側通行で突入しますっ。

おお、特になんも無いけど綺麗だっ。この真正面に見えるのが本殿になるようですが、門はくぐれず。右手に曲がって『庫裡(くり)』から入っていく形になるようです。
庫裡(くり)から本殿へ

こちらが庫裡(くり)の入り口。
ココで履き物を脱ぎ、スリッパに履き替えて内部を見せていただく事になります。
本殿までは建物でつながっているので、このまま見ていくわけなのですが…

はい、庫裡を入ったらそこから先は…
撮影禁止です!
こういった建物の内部は撮影禁止がお約束ですから、こっそりスマホで撮ったり消音撮影などしてはいけません。(この画像も内部写真にボカシをかけたものではありません)
ということで、本殿の中の様子は私の言葉で表現しなければならないのですが…なんと言えば良いのでしょう、ググッとしていて…それでいてグワーッと迫ってきながらも、シュワーッとした空気の中にゴゴゴゴゴゴという迫力があり……えーと、ざっくり一言で言ってしまうと…
ものすごく素晴らしいですっ!
価値観や感じ方は人それぞれですので、あくまでも私個人の感想なのですが…とにかくスゴい。決してド派手というわけではありませんし、ものすごくボリュームがあるというわけでもない。しかし数百年前の空気を肌で感じる事ができる素晴らしい空間でした。もうそうとしか言えない。ボキャブラリーが乏しい事が悔やまれます。
誰ですか、『寺で700円も取るなんてぼったくりじゃないか?』とか思っていたのは!!そんなイケナイ子は女王様にムチで叩かれたりハイヒールで踏まれたりしてきなさいっ!
青龍殿(宝物館)
本殿をクルッと回り、庫裡から出てくると…その先にあるのは『青龍殿』と呼ばれる宝物館。

あんな宝やこんな宝が展示されている場所になります。追加料金などはなく、そのまま見ることができますよー。
しかし例のごとく…内部は撮影禁止ですので、写真はありません。感想としては…こっちはまぁ普通かな?そのへんによくある宝物殿です(罰当たり発言その3)

建物の外にあったコレだけは『撮影可』となっていたので、1枚。
実に立派な鬼瓦でございますな。これの復元の様子が館内で上映されていました。震災で崩壊した部分の再建作業の映像もあり、とても面白いビデオでしたよ。ちょっと長いですが訪れた際にはぜひご覧になってみて下さい。
法身窟(ほっしんくつ)

こちらは『法身窟(ほっしんくつ)』
入り口からすぐ左手にあったようです。帰りに気づきました。
この岩窟に遁世していた法身禅師と、執権北条時頼が出会った場所…と伝えられているそうな。おお北条時頼、知っていますよ。NHK大河ドラマ『北条時宗』を全話見たので脳内イメージは完全に「渡辺謙」ですけど(笑)
瑞巌寺・あとがき

いやー参りました。お世辞抜きに、久しぶりに寺社仏閣系で感動しました。
こんなに素晴らしい場所ならばもっと早くに見ておけば良かったです。
仙台に住む何人かの知人に尋ねてみたのですが、やはり「瑞巌寺は知っているけど、拝観料が高いから入ったことない」という方が多くいました。なんて事でしょう、素晴らしき国宝に対して拝観料がどうのこうの言うなんてゲスいったらありゃしませんよ。
ぜひせひ、まだ拝観した事がない方は見ていただきたい。感じていただきたい。そんな場所ですぞ。
オマケ・戯れメシ
今回は仕事で松島に滞在しているのですが、もう海の幸の誘惑がヤバいのなんのって。
肉なんぞ世界から消えても良い、海の幸さえあれば…という私にとって、ココは天国でもあり地獄でもあり。

この日のお昼はココ、『松島さかな市場』にやってきました。
仕事中はあまりモノを食べないほうがモチベーションを維持できるので、ちょっとチョコを噛じる程度なのですが…今日は息抜きですし、やはり一食くらい食ってもバチは当たらんでしょう。
奮発して『昭福丸まぐろスペシャル丼』なんぞ頼んでみました。

おおうっ!ビューティフルッ!!
なんかちょっとメニューの写真と違う気がしますが…美味しそうであることに変わりはなし。いやー、生きてて良かったなぁ。
…というわけで、某新型ウイルスのせいでなにかと面倒臭い事になっていますが…皆様もお身体には気をつけて。美味い海の幸を食べて元気に頑張っていきましょう。また来週!